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マイメロの「名言」グッズに引っ掛けて、いろいろ湧いてきたのでここに書く。
元アニメ作品は当時話題になってたのみて、名前は知ってるなーくらいの自分なので
何を言っても「その程度のお前が口出すな。ファンが悲しんでいるんだぞ」と言われれば、それはそうすね。
 
でもそれいっちゃうと、去年のアツギのラブタイツ企画が炎上したときに、
まず最初に反応してたのは、普段アツギを買って使ってる顧客ないし潜在顧客じゃなかったか?
ということを思い出しちゃって。
 
当時の感想は過去ログにも書いてるが、そのあたりは書いてなかった気がするので1年ぶりに書く。
17on - はてな?って感じでハイクをかけるミニブログ
 
「顧客以外は口出すな」というなら、あの時は男性や、男性であっても
タイツには特に興味なさそうな(なんならそれまでアツギの名前さえ知らんかった)人が
擁護に回ることは多かった気がするんだが。
 
顧客じゃない人が、商品(の広報)に対する顧客の反応に
口を出してた話じゃなかったかと思うんだよな、ラブタイツ企画。
 
「タイツ」という商品ではなく「美少女もの様式」という切り取り方で言えば、
まあそうすねその人らも顧客の一部だし、だから激しく反応したんだろうけども。
 
で、そういう構図になった結果、
美少女もの様式が広報や商品展開に絡んでいたら、
普段商品の顧客じゃない人の目さえ気にしないといけない時代なのか~
という感慨がなかったわけじゃない。
 
たぶんこれ、普段はオタク自身もマンガやアニメの描写に
何か言われたときに感じるものと同じじゃないんすかね。
 
特にアツギの場合、そうやって擁護してた人らが
「いい広告じゃん。俺たちもこの商品は今後も買うわ」という
顧客発掘はできない形式だったじゃんね…。
美少女ものに興味があり、タイツも使う人を発掘するニッチ企画だったじゃん…。
 
だから擁護についても「美少女ものが好きな女性を否定するのか!」ってワードが頻出したんだろな。
まさにそれに該当する自分でも「まあでもこの広報は失敗だし、ディレクションのミス」と思ったし、
だから感想記事にも書いたが、そこに対して当時擁護してた側から意見を尊重された覚えない。
 
そういう態度を見せられたら、
「顧客としての意見が顧客じゃない人に上書きされてる状況だ」
という気持ちは、二重三重に強化される。
この辺、今だに考えも気持ちも整理がついてない。
 
それはそれとして。
 
自分としては商品として・広報としてのジャッジって
「そのままじゃ売りに出しても人気は出ないかも」とか
「仮に商品としては人気が出ても、世に出すことでブランドや企業の評判は悪くなるかも」で、
 
そこに対して、企業や作り手を
「でもそれ以上の利益があるから」「意義のあることだから」と天秤にかけて
「だからそのまま出します」「最初と違うけど、こういう見せ方なら受け入れられるかもしれないから変えます」
「いろいろ考えてやめます」というグラデーションの中で、考えて決めたんなら意図を汲みたいし
どういう選択するにしろ基本的に尊重するよ。
 
……という前提が、昔より無くなってんのかなと思う。
「これどうなんだ?」と表明することが「だから世に出すな」として
受け取られやすい世間になってるっつうか。
 
短文メディアが流行ってるせいかもしれない。
ブログならこうやってねちねち書き連ねることはできるからね。