今日読んだ本
小林義廣『王安石――北宋の孤高の改革者』(世界史リブレット 人 033)山川出版社、2013年8月
王安石の新法の宋代史における位置づけ、王安石の生涯、新法の内容、新法への批判意見、王安石が行った異論の排除、王安石の持つ輿論観と国家像、そしてその後の王安石と新法への歴史的評価の変遷をコンパクトにまとめてあり、王安石を知る上での良き入門書として読める。
個人的に興味深かったのは、王安石と新法に反対した司馬光は対立関係にあったものの、強い皇帝権力をいただく国家像を志向していたという点で共通していたという著者の指摘。
また、注や表により、当時の人物や官職について丁寧な説明がされており、読んでいて非常に助かった。
王安石の新法の宋代史における位置づけ、王安石の生涯、新法の内容、新法への批判意見、王安石が行った異論の排除、王安石の持つ輿論観と国家像、そしてその後の王安石と新法への歴史的評価の変遷をコンパクトにまとめてあり、王安石を知る上での良き入門書として読める。
個人的に興味深かったのは、王安石と新法に反対した司馬光は対立関係にあったものの、強い皇帝権力をいただく国家像を志向していたという点で共通していたという著者の指摘。
また、注や表により、当時の人物や官職について丁寧な説明がされており、読んでいて非常に助かった。
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