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 棚橋がHARASHIMAと再戦するためにこの大家帝国の興行をセッティングしたのはDDTと、このスーパー・ササダンゴ・マシンだった。そして棚橋は試合後、花道を帰る途中でくるりと踵を返して「よし!」と自分に気合いを入れ、DDTの本部席でおもむろにマイクを取って「これからプレゼンテーションを始めたいと思います」と言ったのである。
 棚橋が花道で振り返って覚悟を決めたその表情、そしてDDTの本部席への階段を昇り始めた時、マッスル坂井(この日はササダンゴマシンではなく素顔のマッスル坂井として興行に関わっていた)を呼び出してプレゼンのセッティングを指示した時の震えをいまも私ははっきりと思い出すことができる。
 満場の後楽園が「まさか?」のクエスチョンマークで溢れていた。そしてそのまさかは現実のものとなった。新日本プロレスの棚橋弘至が、完全にプロレスのジャンルでいうならインディーの、相手の流儀に則ってプレゼンをやるというのであった。
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(三田佐代子「[https://cakes.mu/posts/13394title=戦いの先にある「理解」、この国のプロレスを背負う棚橋弘至の気高さ]」)