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すだこふつさんのエントリー

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勝手に引用

攻撃側の能力向上もあって、かつての「びくともしない」装甲艦はすでに成立せず、激しい戦いでは損耗を覚悟しなければならないから、軍艦は本来の使い捨て兵器にもどっていった。
この段階で、「不沈艦」というような表現は絵空事になるのだが、絵空事であるがゆえに人々の心には浸透しやすく、また莫大なカネを費やした数万トンもの軍艦を使い捨てられない現実との折り合いもあって、戦艦という存在は一種神格化していったのである。

新見志郎著「軍艦と装甲」より