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たくさんブクマしてるけど、ひとの不幸は蜜の味というドラマは本当におもしろかった。当時わたし、ホテルを辞めて毎日毎日曲作りしながら、午後は再放送のドラマを見ていたの。その時に見たのがこれだったのだな。
大竹しのぶさんが少女漫画家の大御所役、そこに義母であるピン子が無理くり居ついて振り回すというドラマなのだけど、漫画家の創作に関する周辺が実に細かく上手く描けてて、大御所で落ちぶれつつもやがて復活に向かう、という再出発のドラマになってる。
月とキャベツとかもそうだけど、こういう一連の「行き詰ったアーティストが何かをキッカケに復活する」というドラマは、原点はセロ弾きのゴーシュだと思っていて、この場合はピン子がそういう役割を果たすわけだけど、大竹が復活するだけでなく、それまでの大人子供みたいだった未熟な人間性まで大人になるところが素晴らしいのよね。
僕はこういうのを見ながら自分自身の創作をしてて、つまり作品の質の向上に人間性の成長は欠かせない、というのは、この辺の経験からそう思うようになったのだな。