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破壊屋さんが数学科なら、私は今春にQC検定2級を取ったばかりで日々仕事で製品検査の統計を扱っている人間です。
で、それが何だっていうんですかね。
私は破壊屋さんの数学の理解が間違っているなんて一度もいってない。破壊屋さんがわかってないのは、数学じゃないですよ。
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以下、要点を短く書き直していますが、破壊屋さんは読まないで結構。理解する気で読まなきゃ、何も理解できるはずがない。
私自身の備忘録として、将来、自分自身が読み返す際に都合がいいように要約するものです。
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私がしているのは「予想」の話であって、最も適当なジャンルはたぶん哲学。数学はその道具。
人が「予想」できるのはなぜか?
全く正体不明の307人なら、投票結果の予想など不可能です。しかし様々な情報から307人が所属する集団の大きな枠はわかる。
だから、307人の集計結果もこうであろう、と人々は予想する。
でも、307人がその枠の中でどう偏っているかはわからない。だから本来、予想は不可能。それを可能だと考えるのは錯誤です。
大枠からも外れる結果なら意外だろうけど、大枠の中での偏りで説明がつく結果なら、意外という方がおかしい。ありうる偏りでしかない。
そして逆に、307人がいかなる集団の偏りなきサンプルでもない以上、この集計結果から、いかなる集団の傾向を読み取ることも不適切です。
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サンプル数が1なら、錯誤は起きない。たった1人の趣味嗜好を予想するなど、ほとんど不可能だと、みなわかる。
では、サンプル数が10なら? 307なら? 本当は1人の場合と大差ないのに、なぜか「予想できる」と思い、結果に「意外だ」という人が増えてしまう。
あるいは、307人の結果がこうだったから、307人を含む様々な集団の傾向も同様だろうと考えてしまう。1人の結果なら、そんな勘違いをしないだろうに。
これが、私がブコメで注意を促した錯誤です。