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豆スープ レシピ 奴隷

どうしても知りたくて、ようやくわかった。フェイジョアーダでしたか。
ところが、諸説あるらしくて興味深い。

wikiでは「一般的には、アフリカから連れてこられた奴隷たちがブラジルで考案した料理」だが、異論として「支配者層がヨーロッパより豆を使った煮込料理を持ち込み、南米で調達しやすい材料で代用したものが、家事奴隷などによって庶民に広がった」を紹介。別のサイトでは、サンパウロの日系ブラジル人の方に聞いた話として「もともとアフリカから連れて来られた奴隷の料理で、農場主が食べない部分のお肉、内臓とか、耳、鼻、足、尻尾の肉なんかを使って作られたのが始まり」。

いったい、奴隷に食べさせるために支配者が開発したのか、奴隷たちがみずから開発したのか?

探していたらまさにドンピシャな記事を見つけた。「[https://www.bizpoint.com.br/site-antigo/jp/reports/oth/hk0401.htmtitle=ブラジルの国民食フェイジョアーダのルーツ“論争”]」。『ブラジル特報』 2003年7月号にニチレイ元ブラジル駐在員の方が寄稿された記事だ。

結論から書くと、南欧ルーツ説が有力。そもそも奴隷が常食にしていたのは安価なトウモロコシやキャッサバで、高い黒インゲン豆は食べない。当然、家畜のエサにもしない(≠家畜のエサの残りを奴隷が食べた)。また南欧では耳やスネ、内臓など捨てずに用いる煮込み料理がある(=主も食べる)。リオ国立文書館学芸員は「フェイジョアーダの起源に関する通説は、ブラジルの奴隷制の有する社会的・文化的諸関係をロマンたっぷりの小説の如く甘くとらえた時に生まれた、現代の伝説でしかない」と痛烈に断じている。

というわけで、数世紀にわたる途中を追っかけてしまったよ、ぼかあ。
有意義な休日出勤になりました♡
うちに帰ったらヒヨコ豆もどそうっと。