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自分がこんなにも「月に吠えらんねえ」にフオォォ!!となるのは少し考えれば明らかなことで、単に、今年前半までの自分のお笑いの見方と全く同じだからだ。
(萩原朔太郎を軸として)近代日本文学の諸氏の作品やエピソードからイメージを再構築して登場人物とするのは、
彼らを軸として、彼ら自身が語ったり周りの人の言から「自らの思う彼ら」を構築して見ているのと完全に同じだ。
人間に対してこういう(体系的な)見方をするなどというのは、今生きている人間か、それこそ文筆家相手くらいしかできないだろうし。
本人の語る自身と、周りの語るその人について、体系的といえるほどの資料が残るのは文筆家くらいしか居なさそうだから。
今生きている人間でも、一般人はもちろん、有名人であっても、自らの語る場所と周囲の人の語る機会の程度から言って、芸人くらいにしかできないのではないかな。とこれは常々思っていた。
その人がそこに至るまでの背景はもちろん横の繋がりまでもが見えるだなんて(見せる為に見せられているものであるのは承知の上で)、コンテクストマニアたる自分には堪らない。

とりあえずこれからは萩原朔太郎と室生犀星と北原白秋の当時の書簡や年表やを下地にして、どの時期にどの作品が作られたかを味わったり、そこからどんどん広げたりしたい。
元々好きな尾崎放哉や種田山頭火にも遠からず繋がるからわくわくしている。


…あ、最近はお笑いはエイトライブと独りよがりだけがレギュラーで、先月今月とThe Manzai東京予選は全部行感じ。来月は犬の単独。
キングオブエロスが開催されず、ライス単独もないので拗ねることひとしき。
体系の大元の軸をなくしてしまったら、見たいものが極端に少なくなってしまったこのところ。
寂しい。