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ひとりごと

大阪の大学同期で20歳で亡くなってしまった友人の話をしよう。
前も書いたが、当時、寮の先輩らの間で徐々にロリ文化が流行り始め、吾妻ひでおの不条理日記やら新井素子やら沢田聖子やらがバイブルになってた時代。もうアニメージュなんかもあったんじゃないだろうか。そんな先輩に影響受けて、一回生の間でも「オシャレなロリ文化を」ということで、女子高生文化やら何やらの話題をするようになった。で、その傾向に一番影響受けてたのが彼だった。
僕は彼と気が合ったので、自分もそういう女子高生や美少女文化に染まることになったわ。
その後自分は大阪を離れて、東京下町の高校で吹奏楽を教えることになったわ。彼にも是非報告せんとな。憧れの「じょしこーせーやでー」と自慢でもするかと思ってた矢先、別な友人から急に電話があって「亡くなったわ…」と。
自分はその後10年間、高校の吹部に関わり、自分の12歳下の代まで面倒見たわ。その代の女子でひとりバリ歌の上手い子がいて、自分のレコーディングに誘ったわ。そうして出来たのが夏休みやわ。完成したとき思ったわ。「これが憧れのじょしこーせーやで。遂に実を結んだんやで」と。
その曲を大阪時代の友人(信楽にいた)にも送ったわ。すぐ電話が来て「すばらしい。あんたがココまで出来ると正直、おもてなかったわ」と。僕は「そっか。彼が見えたか?」と言うと「ああそうか。うん彼は見とるよね」と。
更にそこから現在。相変わらずアイドルやらピアノ女子やらに関わってる人生やわ。その道を導いてるのは、もちろん縁や自分の意志だが、その中の数パーセントは彼でもあるのだろうと思ってるわ。これからもときどき、心の中で「どうや、羨ましいやろーw」と言ってやらないとな。