今日買った本
橿原丸と出雲丸の覚書
主だった内容はタイトル通り豪華絢爛な内装の話ですが
本級のような維持費が馬鹿にならない大型高速客船は、たとえオリンピック特需を顧慮しても赤字化は避けられないと日本郵船が難色を示すなか、維持費も援助するからと政府と海軍が半ば強引に押し付けたという話は割と知られているが
同時期、米国でも太平洋航路用の大型高速客船の計画があり
もし橿原丸級を投入しなければ、第一次大戦後の不況から代替え船の建造もままならないなか米加が新型客船を投入した為、シェアを大きく落とした東洋汽船が太平洋航路からの撤退に追い込まれた状況が再現しかねないとの指摘は面白かった
それはともかく、著者様がネットで高額で転売されてると嘆いておりまして
なんでも、とらのあなで通販してるとか、というか書泉グランデの5階で平積みになってましたんで、ご興味のある方はお買い上げください