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万年モヘヤさんのエントリー

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ひとりごと

花とゆめに掲載された「ロマンスとバトル」という漫画が
別の漫画家のタッチに似ていたから白泉社が謝罪したというニュースを見て
見てみたけど、作品自体は実にいい作品で面白かった。
メタ作品(少女漫画、少年漫画、なろう小説)としてはかなり良いところを突いてて
編集者が「絵柄を似せろ」と指示した事が予想以上の完成度に仕上げてきちゃった作品だった。
でも、パロディとオマージュだと解る作品で、トレスでもパクリでもない出来だから
模倣元の作家さんは光栄なことだと思う。
日本においては手塚治虫から続く模倣とオマージュ、リスペクトの流れこそ
漫画界を作ってきたのだから、「わー!そっくりな絵を描ける新人さんが出てきた!」くらいの
広い心で許すべきだと思う。
そもそも元ネタがずっと「目が奇形、ホラー並み」と揶揄されてたから、
それが「少女漫画としての一般的な記号である」と認知されたことの証明でもある訳で。
指示をしたのが編集者ならば作家を最後まで守ってあげて欲しいね。
パロディすら許されない時代は漫画界の大きな損失へと繋がりかねないもの。
音楽業界がそうなってしまったように。