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まず、現場の教員による研究・実験なら、ふつうの公立校・私立校でもやっていることなので、国立校存続の理由にはなりません。

ともかく私が指摘したかったのは、国立大学の付属校は、基本的には大学の教育研究のための実験場だということです。そして、大抵の教育研究は「ふつうの学校」の改良を目的としているので、実験は「ふつうの学校」で行いたいのです。特殊な学校でうまくいっても、その手法を「ふつうの学校」に適用できるとはいえないからです。だから、付属校が特殊な学校になってしまっている状況はヘンなのです。

blueboyさんは個人的体験から、国立学校と教育学部とは無関係と勘違いをされていたのかもしれませんが、あるいは筑駒は特殊で本当にただ放置されているのかもしれませんが、付属校は「教育の実験場」というのが本来の意義なのです。

だから、学校の特殊性ゆえに実験が少ないなら「ふつうの学校」に作りかえるべきだし、そもそも実験の需要がないなら廃止した方がいい。そうして浮いたお金で、試験選抜式の奨学金制度でも作れば、記事にあった懸念にも対応できるでしょう。私学にやれることを国立でやる必要はないです。お金は限られているので、より効率的な使い方があるなら、不合理な国立校は廃止する方がいい。

国立の小中高校というのは、本当に国立である必要があるのか、もともと疑問が大きい。研究目的にせよ、教育実習先の確保が目的にせよ、「近隣の公立校と大学が提携すればいいだけ」という主張が、昔からあるのです。