平清盛
第四八回『幻の都』と第四九回『双六が終わるとき』、また録画視聴で続けて観ました。
『幻の都』は何と言っても宗盛、もう言葉がありません。感心させられた場面や台詞は数あれど観ながら号泣してしまったのは初めてです。兄の重盛と比べられ自分の不甲斐なさや弱さをわかっている、だがそんな自分だからこそ誰よりも一門を大事だと思っている、そんな思いが伝わって来ました。後世からみればなぜ凡庸な宗盛が頭領で居続けられたのか、(知盛や維盛に取って代わられなかったか)気になりますが、彼の思いを見て一門皆が宗盛を支えようと感じたのだろうなと思えてきました。自分も彼の郎党になって支えようという衝動が湧きました。
『平安京に帰りましょう』の後に『六波羅に帰りましょう』と重ねる、『六波羅』が彼の全てなんですね。壇ノ浦では更に評判を落としますが、それも一門のために誰よりも最後まで生き残らなければならないと思った故かもしれません。
しかし頼朝が清盛への尊敬の念を隠さなくなると、そんな宗盛の善意による還都が清盛にどうしようもない喪失感を生んでしまう、清盛への諌心が清盛を否定してしまうのもこのドラマの魅力です。
『幻の都』は何と言っても宗盛、もう言葉がありません。感心させられた場面や台詞は数あれど観ながら号泣してしまったのは初めてです。兄の重盛と比べられ自分の不甲斐なさや弱さをわかっている、だがそんな自分だからこそ誰よりも一門を大事だと思っている、そんな思いが伝わって来ました。後世からみればなぜ凡庸な宗盛が頭領で居続けられたのか、(知盛や維盛に取って代わられなかったか)気になりますが、彼の思いを見て一門皆が宗盛を支えようと感じたのだろうなと思えてきました。自分も彼の郎党になって支えようという衝動が湧きました。
『平安京に帰りましょう』の後に『六波羅に帰りましょう』と重ねる、『六波羅』が彼の全てなんですね。壇ノ浦では更に評判を落としますが、それも一門のために誰よりも最後まで生き残らなければならないと思った故かもしれません。
しかし頼朝が清盛への尊敬の念を隠さなくなると、そんな宗盛の善意による還都が清盛にどうしようもない喪失感を生んでしまう、清盛への諌心が清盛を否定してしまうのもこのドラマの魅力です。